ブレードランナー2049

人間社会は終わりレプリカントの支配が始まる
SF映画の金字塔に35年ぶりの続編が誕生

INTRODUCTION
SF小説の大家フィリップ・K・ディックの原作『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』を名匠リドリー・スコット監督が映画化し、後のポップカルチャーの世界にも多大な影響を与えた不朽のSF映画ブレードランナー』。その発表から実に35年の時を経て、待望の続編が誕生する。
舞台は前作から30年後の2049年に移り、忽然と姿を消した前作の主人公リック・デッカードとその行方を追う新ブレードランナーの"K"の物語が交錯してゆく。デッカードが命をかけて守り続けてきた秘密とは何なのか?


レプリカントとは?
遺伝子工学の発展により製造された、人間と見分けがつかないほど精巧な人造人間。2019年の時点では4年の寿命だったが、2049年の最新型は寿命制限がない。ブレードランナーとは、危険なレプリカントの処分を専門とする特別捜査官のことを指す。

 

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別アングル
"K"の恋人にして理解者である"ジョイ"(アナ・デ・アルマス)がマジで可愛いんですね。映像の世界なのか、リアルなのか雨粒が皮膚に当たる時とかすめる時の接合部がとても繊細で、丁寧な表現が一瞬心を奪われそうになる。
一方、キーパーソンとなる女性"ラブ"(シルヴィア・フークス)ウォレスの忠実な部下であり、美しいのに冷酷かつ圧倒的強さも追い込まれる感覚は息がつまる。なのに美しいのはなぜでしょう。
"K"の育った環境と遠い記憶を辿る儚さは自分にも置き換えてみれば、痛い傷をエグるような大切な隠された記憶であり、人間はどうしても辛い記憶を忘れようとする脳の作りになっている。
自分の過去や曖昧な記憶とは、その地を踏めば急にフラッシュバックされ、もしかして今起きてる状況のルーツはここにつながっているのではないかと…
劇中では、最後の最後まで答えは謎のまま展開して行く…