8年越しの花嫁/奇跡の実話

意識の戻らない恋人を、
あなたは何年待てますか


YouTubeの動画をきっかけに
瞬く間に日本中に広まった
〈奇跡の実話〉
日本映画界屈指の
キャスト・スタッフにより映画化

 

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結婚式を間近に控えた幸せなカップルを、突然の出来事が襲う。女性が原因不明の病に倒れ、そのまま意識不明の状態に陥ったのだ。
昏睡状態が続き、いつ回復するかわからない状況のまま、男性は『花嫁』を待ち続けた。それから8年後。目覚めた彼女と彼は再び結ばれ、8年越しの約束がはたされたのである。

まず、一途な、あまりにも一途な想いで愛する人の復活を祈り、待ち続けた主人公(尚志)。『待つ』という行為のひたむきさを抑制の効いた芝居で体現、誰の胸にも響く人間が持つ根源的な力を感じさせる。
麻衣は、病気に倒れる前と、回復後の変化も、芯のある噛みごたえのある演技で表現し、観るものの心を震わせる。2人の行方を真摯に見守る麻衣の両親もまた、共演作も多い二人だからこその息のあったコンビネーションで、厳しくも温かな物語を盛り上げている。


佐藤健/西澤尚志
土屋太鳳/中原麻衣
北村一輝/柴田
浜野謙太/室田浩輔
中村ゆり/島尾真美子
堀部圭亮/和田医師
古舘寛治/そうめん工場社長
杉本哲太/中原浩二
薬師丸ひろ子/中原初美

瀬々敬久/監督
岡田惠和/脚本
大角正/製作総指揮
平野隆/製作総指揮

抗NMDA受容体脳炎とは
脳内で興奮刺激を伝える役目を担う『NMDA受容体』が、卵巣奇形腫などによる免疫反応でできた抗体からの攻撃を受けて機能低下し発症する。頭痛など風邪に似た症状で始まり、数日で幻覚や幻聴などの精神症状が現れる。さらに痙攣発作や意識障害を伴い、昏睡状態に陥ることも。意思と無関係に体が奇妙に動く症状も特徴的。1973年に全米で公開された映画『エクソシスト』(監督/ウィリアム・フリードキン)の主人公はこの病気の患者だったとされる。日本国内の年間発症率は300万人に1人程度。
(参考『デジタル毎日』https://mahnichi.jp/ch161246800i/